ヒネモス　ノタリたまには自分に喝

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2024/04/19 (Fri)

自分の感受性くらい
茨木　のり子

ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが　ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

2007/01/23 (Tue) 色々 Trackback() Comment(4)

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こんなのもあるの

いきづまってると思っていたのは
　いきづまってる噂のしわざ
　さしせまってると思っていたのは
　さしせまってる噂のしわざ
　２００１年に誰もが思った
　こんなことならやっておけた
　出口がないと噂して
　自分で出口をふさいだことを
(噂だけの世紀末:いとうせいこう）

玉簾 2007/05/30(Wed)06:23:36 編集

追記

この詩は昔読んだ時に、ノートの切れ端に書き留めておいたもの。
忘れた頃にいつも、どこかから出てきます。（毎回しまった場所を忘れるから）
今回は初めて、紛失防止の為にこういう形にしましたが
著作権法等に触れないか、少々心配です。
調べてみて、駄目なようなら修正か削除といたしましょう…。
（詳しい方、いらっしゃいますかしら？）

野亜 2007/01/27(Sat)00:23:09 編集

この詩を初めて読んだのは

いつだったかなぁ…。
「そんなの当たり前。」って思った記憶が残ってるから
相当幼く尖ってた時期なのは確か(^-^;)
（今は、目にするたびに「あいたたた(＞＜)」です。）

鈍く乾いた諸々を自覚しつつ
ボチボチ、がんばるしかないのですよね～。

野亜 2007/01/27(Sat)00:10:08 編集

（＾＾；

ああん、あたいも喝入れられちゃった～ｗ

わかってる、ってだけじゃだめなのよね。
それで自分を甘やかすのではなく、
両のほっぺをビシッと叩いて
とりあえず深呼吸して、
それから前へ進まなくっちゃ、ね。

私も頑張ります…ココロザシ低めですけど。

まりりん（艸） 2007/01/26(Fri)20:20:12 編集

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